ゲームの勝敗を左右する「ドラフト」フェーズ。モバイルレジェンド(モバレ)やLoL、VALORANTなど、現代の多くの対戦ゲームにおいて、この「ピック・バン」の時間は単なる準備ではなく、頭脳戦そのものです。初心者には難しく感じる場面も多いですが、ちょっとしたコツや考え方を知っているだけで大きく変わります。この記事では、「なぜこのキャラ(ヒーロー)を選ぶのか」「どんな構成が安定しやすいのか」といった実践的な視点から、ピックで失敗しないためのノウハウを丁寧に解説します。
ドラフトの本質:ただ好きなキャラを選ぶだけじゃない
最初は誰でも自分のお気に入りキャラを優先してしまいます。しかし、ドラフトの本当の価値は「チーム全体でどう勝つか」を設計すること。味方との役割分担や相手へのカウンター選択、その時々のメタ(流行り)に合わせた判断が問われます。
manabuy モバレ ダイヤ 信頼例えば、全員が火力系キャラばかりだと前線が崩れやすく、不意打ちにも弱くなりがち。一方で堅実な守り役(前衛)が揃えば、思い切った攻めも通しやすいなど、構成バランスが結果につながります。
ピック・バンとは:敵味方双方の駆け引き
ドラフトには大きく「ピック」と「バン」があります。ピックは自陣営が使うキャラクターを選ぶ段階。バンは相手も自分たちも使えなくする“禁止”枠です。この2つこそが勝負所。
特に高ティア帯ではBan優先度も明確です。一般的な例として、

- メタ上位(ティアS)の壊れ性能キャラ 特定プレイヤーが得意とするワントリックポニー 組み合わせるとシナジーが強すぎるペア
このような候補がBanされやすい傾向です。ただし低~中ティア帯なら必ずしも“最強”ばかり狙う必要はありません。「味方全員が苦手そう」「相手側にカウンターされやすい」と感じれば、その対策キャラを優先的に消しておくだけでも違います。
構成例から学ぶ:安定パターンと応用パターン
初心者ほど「何を基準に選べばいい?」と悩みやすいポイント。ここは経験則から安定性重視で考えると良いでしょう。
オーソドックスな構成例
例えばモバレなら「前衛+後衛+火力+サポート+ジャングル」と役割ごとに散らす形。これだけでも格段に勝率は上げられます。それぞれ一人ずつ担当することで、お互い役目が明確になり事故も減ります。
実際、自分たちのランク帯でよく見る崩れた構成パターンとして「タンク0」「CC(妨害スキル)無し」「物理/魔法ダメージ偏り」などがあります。こうした穴を事前に埋めておくだけでも立ち回りが楽になります。
バースト構成・ピール構成・エンゲージ構成
さらに踏み込むなら、「どんな勝ち筋」を想定するかまで考えてみましょう。
- バースト構成:瞬間火力で一気に仕掛けて人数有利を作るスタイル ピール構成:エース級後衛を徹底的に守ってじわじわ押すスタイル エンゲージ構成:集団戦で一気に相手陣形へ飛び込むイニシエート型
例えば敵側に強力なアサシン系ピック(瞬殺型)が複数いた場合、自陣後衛へ飛んできた敵への対策としてピール重視の編成(盾持ちや回復役)へ寄せる、といった柔軟さも重要です。
シナジーとカウンター:ただ“強い”より“噛み合う”大切さ
単体性能だけ見ていると見落としがちなポイントですが、「組み合わせ」で生まれる爆発力は無視できません。有名なのはCCチェイン(複数人でスタン連携)、シールド&自己回復との組み合わせ、高速プッシュ編成など。
逆に“カウンター”(相性差)にも敏感になるべきです。例えば耐久型ヒーローには割合ダメージ持ち、多段攻撃には反射・無効化スキル持ち、と狙ってぶつけるだけでも流れは変わります。また最近流行っているメタピックだからと言って、自分たち全員不慣れだとなかなか機能しません。本当に得意な1~2体+最低限知識あるメタキャラ数体、このくらい絞って練習すると迷いも減ります。

実践!ピック時によくある悩みと判断材料
初めてドラフト形式で遊ぶ人からよく聞かれる質問があります。「自分しかできないロールになったら?」「デュオの場合どう調整する?」こうした場面こそ経験談から伝えたい部分です。
ソロ向けピック vs デュオ相性重視
例えばソロプレイの場合、「どんな状況でも一定以上貢献できる万能型」がおすすめです。具体的には、
複数ロール対応可能 カウンターされづらい 多少不利展開でも腐りづらいスキルセットこの3つを満たしているヒーローなら、とっさの穴埋めにも使いやすくミスリードも減ります。一方、フレンドとのデュオの場合、「二人セットで完成されるシナジー」に寄せてOK。ただし残り3人との協調も忘れず、「自分たち以外にも柔軟性ある構築」を心掛けたいところです。
ピック順による工夫
1st opt forなら一番欲しいティア上位・汎用型から抑えるべきですが、終盤decide onだと逆転カウンター狙いや隠し玉運用もしやすくなります。その場ごとの駆け引きを楽しんでください。「味方の得意/不得意」まで把握できればベストですが、最低限チャットなどコミュニケーションツールは活用しましょう。
Ban優先度:押さえておきたい基準と思考法
Ban枠は限られているため、「何となく怖そう」で使うより根拠ある判断がおすすめです。基本となる基準はいくつかあります。
ここでひとつチェックリスト形式をご紹介します:
直近10試合以上高頻度/高勝率だったヒーロー or チャンプ 自チーム誰も扱えない or 明確なカウンター策なし 相手側フレックス運用可能(一人複数ポジション適性) 現在環境トップ or パッチ後急増した新メタ枠 味方から明確なBan要請あり(例:「〇〇マジ無理」)この5点どれか2つ以上当てはまれば即Ban候補として問題ありません。ただ繰り返しますが、一番大事なのは自チームの快適さ。「何故それを消すのか」納得して決めれば余計な混乱も防げます。
ティア表/メタ情報との付き合い方
攻略サイトやYouTube配信などでは日々最新ティア表やメタ解説動画が更新されています。しかし鵜呑みにして自分たち全員不慣れキャラばかり並べてしまうケース、本当に多いものです。本質的には、
- 「今ランク帯」で「自分/味方」が扱える範囲内 流行り過ぎて即Ban対象にならない地味強タイプ アップデート直後のみ突発的台頭する新顔への警戒感
こうした冷静さを併せ持つことこそ大事。「絶対これ!」という万能解答は存在せず、その都度現場判断で十分通用します。一時期話題になった“ジャングラー4人編成”など極端編成も、ごく一部例外として楽しむ程度がおすすめです。

状況別ピック術:序盤・終盤、それぞれの正しい立ち回り
ドラフト序盤では汎用性重視、中盤以降には“ギミック”or対策色強め、と段階ごとの頭切り替えが鍵になります。また苦手マッチアップ時こそ焦らず受動的選択肢(耐久寄せ・ディフェンス寄せ)が活きます。
一度あったケースですが、自チーム最後decide on担当者なのに残されたロール未経験…というシチュエーション。その時頼れる万能系ヒーロー知識があったお陰でギリギリ穴埋め成功しました。「最悪この枠なら任せろ」という安心材料、本当に大きかった記憶があります。
よくある落とし穴:初心者ドラフト失敗談から学ぶ
何度経験しても避けづらいミスはいろいろあります。ありがちなものだと、
- 全員レンジ攻撃型ばかり→前線突破され放題 サステイン不足→長期戦負け続出 相手CCチェイン対策ゼロ→集団戦壊滅 Ban枠温存→結局苦手機体そのまま通過 “俺TUEEE”志向→協調性崩壊パーティ誕生…
こうしたパターン、防ぐコツはいずれも「他プレイヤー目線」で一歩引いて眺めること。それだけでも失点減少につながります。不慣れだからこそ慎重になれる特権、大事にしてください。
あなた自身への提案:まず身につけたい3つの習慣
最後に、“上達への近道”となる具体的習慣について触れておきます。他の記事では語られづらい部分ですが、この3点さえ癖付けば見違えるほど安定感出ます。
ドラフト中1回は必ず全員構成確認&チャット提案or相談 毎週1体だけ新規ヒーロー練習→次週交代 勝敗より「今日はここ工夫した」ポイント振返りこの積み重ねこそ最大の財産。他人任せじゃなく、“自分ごと”として取り組む姿勢こそ伸びしろになります。ぜひ今日から実践してみてください!
ドラフトという作業ひとつ取ってみても、奥深さと思考量には驚かされます。しかし何度失敗しても次につながる学びばかり。あなたの日常ゲームライフにも、小さな工夫ひとつ加えて充実感アップ間違いなしです。“負けても納得”、そんな楽しい時間になるよう祈っています。